• テキストサイズ

【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第19章 トッシー編(原作沿い)



(山崎視点)





「退!!おーはよっ!」



あと20分くらいで朝礼だ。
集合場所に向かっていると、澪が
嬉しそうに駆けてきた。


「おはよ、澪。この前言ってた
九兵衛さんの誕生日会、どうだった?」


「大失敗だったけど、すげー楽しかった!!」


「だ…大失敗?それ、大丈夫なの……?
大御所も来たんでしょ?」


「おうよ!」


今日は澪のテンションが高い。
よっぽど嬉しい事があったらしい。

話したくてしょうがない様子で、
俺には澪の犬の尻尾が
ブンブン振っているように見える。


今となっては真選組の天使(CCさくら)と
裏で呼ばれるほど
人気がある澪だが、
他の隊士達に仕事の話以外はあまりしない。
聞かれても、適当に答える程度だ。


こうやって名前を呼んで
世間話をしてくれるのは、俺だけ。

その特別感に浸りながら、
澪の話を聞く。


「東城が大御所をぶん投げてさー、
皆怒って帰った感じ?」


「マジで?東城さん勇気あるなぁ……。」


「勇気というより、馬鹿かな。」

「………はは、澪ったら
東城さんを馬鹿にしすぎ。」


「そんなことないよ。東城は馬鹿だもん。
俺も馬鹿だけどさ、東城はもっと馬鹿!」


「もう、東城さんも澪も、
馬鹿じゃないでしょ?」


「……そうかなぁ…。
銀時に『お前は風邪を引く方の馬鹿だ』って
この前言われたから、
俺は馬鹿だと思ってた。」


「ふふっ……なんで威張ってるの?
澪、本当に面白すぎ…っ」

「………そう?普通だと思うけど。」


澪の話は、少し天然が入ってて
面白い。

勤務時間に入ったら仕事の話しか
しなくなっちゃうし、
この時間は少し楽しみでもある。






しかし、それは突然の来訪者によって
終わってしまう。


/ 494ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp