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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第16章 ドライバー編(原作沿い)







「局長の靴下をくださいっ!!!」








「……………………………え。」










その後、彼を無視して逃げるように
自室に入った。
自室に誰も入れないように、退に言って
無意識に押し入れに逃げ込む。


「なにこれ…どうなってんの………!?
小太郎の奴が惚れ薬でも真選組に
まいてったのかってくらい
俺に対する忠誠心が強すぎるんだけど!!!
それに、何!?靴下!!?
何に使うの!?怖いよ!怖すぎるよ!!」

ガクガクと全身が震える。
怖すぎる。怖すぎてなんか
もう押し入れが狭く感じるし
背中になんか当たってるし怖すぎ。


……あれ、


背中って……布団だよね?

こんなゴツゴツしたものあったっけ?



ゆっくり振り向くと、
ギラリと光る二つの目が俺を突き刺していた。


「ぎゃあああああああ!!」


押し入れから思わず出てその謎の物体を
思い切り外に投げ捨てる。




「……………………!?!?」




手元を見ると、何本かオレンジ色の毛がある。



あれ?なんかこれ見たことある。
投げ捨てた方を見ると、
頭を抑えた斉藤隊長が転がっていた。


「あ……ああ、ごめんなさい斉藤隊長!
隠れていたのを知らず…」

「…………………ッ。」

涙目になっている斉藤隊長に申し訳なくなり、
頭を撫でる。

ふわふわと猫みたいな毛は
暖かかった。


「………………………。」

落ち着いたらしい斉藤隊長は
俺に一礼してまた押し入れの中にゴソゴソと
入っていった。

堂々と見張られてると思うとちょっと嫌だな…




「……はぁ。」
しかし、斉藤隊長に聞いても仕方ない。
どうせ喋ってくれないし。


ここはやっぱり側近に聞くのが一番いいかな。

「…退。折り入って話があるんだけど…。」


「ん?」





俺の自室の入口で部外者が入らないよう
見張っていた退を呼び、
俺の反対側、対面式に座らせた。

「…で、話ってなんだい?」

「あ、あのさ…その、俺の靴下が欲しいとかさ
そういうお願いって、前からあったの?」

「ああ、そんなことか。」



そんなことかって…そんなことじゃないよね


あれ、俺アイドルだっけ。
ジャ〇ーズだっけ。

それならありえるけどね、うん。


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