第16章 ドライバー編(原作沿い)
「……チッ、そこまでは俺達も分かってらぁ。
もっと奴等に関与した情報はねェのか?」
「……申し訳ありません。
俺も、聞いたことのある程度ですから。」
どうやら俺は役に立ちそうになかったらしい。謝ると、副長は舌打ちをして煙草に火をつけた
「……ハァ。どうやらモンハンで
情報収集に戻るしかなさそうだな。」
「えー、俺はもう飽きやした。
土方さん俺をパーティにだけ入れて、
あとはお願いしまさァ。」
「てめェ狩猟した後にこっそり剥ぎ取ってく
つもりじゃねぇだろうな。」
「え?むしろ回復アイテム無駄に使わせてから
3乙してクエスト終了にしてやりやすぜ」
「害悪じゃねぇかァァア!!」
副長と沖田隊長が部屋を後にする。
2人はモンハンの世界に戻るらしい。
ゲーマー星人………調べておくか。
「あ、あの…澪君?」
「なんですか?」
「悪いんだけど…俺、
今の話全く理解できてなくて……」
「……は?何言ってるんですか局長…。
とりあえず、俺は現実(こっち)で
彼らを探すので
局長は二次元(あっち)での
捜査をお願いしますね……。」
頭がこんがらがってくる。
ゲーマー星人の件はただの噂だと
ばかり思っていた。
まさかこんな身近に起きてしまうとは。
しかも真選組のトップ3が
全員ドライバーなんて…笑えない。
局長室をあとにした。
廊下を歩きながら人選配置について考える。
「ゲーマー星人の聞き込みは
退に頼みたい所だけど、
これ以上真選組の人手を
減らす訳にはいかない…か。」
俺は携帯を取り出す。
もう方法はこれしかない。
「………もしもし、俺だ。
ああ、ちょっとばかし頼みがあってな。
柳生家の元隠密長として、
お前ら隠密隊に極秘に
調べてもらいたいものがある。………」