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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第16章 ドライバー編(原作沿い)


(澪視点)



「澪くううううん!頼む!
一生のお願い!」


「駄目です。」


「なんでよ!どうして!
俺こんなに一生懸命頼んでんのにさァ…」


「いけません。」


「じゃあ1時間だけ有給使わせて!!」


「有給ほとんどないので却下です。」


「じゃあ無給でいいから!!」


「他の隊士の士気が下がるので却下です。」


「えええーーっホントにお願いだってばああ」






畳と額をすり合わせて俺に懇願する、
プライドも糞も無いこの真選組のトップに
少々の殺意が湧く。




「まーたやってんですかィ。」

そこに沖田隊長が呆れたように
部屋に入ってくる。
目当ては書類の提出のようで、
請求書を渡される。

何故か請求先が沖田隊長ではなく
副長になっているがまぁいいか。




「総悟ォォ!言ってやってくれよォ、
俺がこの悪魔に取り込まれちゃうって!」


「誰が悪魔ですか。
上司がストーカーしに行こうと
するのを止めて何が悪いんですか。」





俺が書面から目を離す。
俺は今、局長の補佐として働いている。

そこで、前々から気になっていた
局長のストーカーを…やめさせないにしても

程々仕事もやってから行ってもらおうと思い、
局長をはんば無理矢理拘束している。





「それに、ちゃんとある程度仕事が終わったら
行っても良い事にしてるじゃないですか。

本当はちゃんと丸1日いて欲しいのに
半日とか、3時までとかにしています。
俺だって譲歩してるんですよ、これでも。」



「そんな事言ったって…
今までそんな制限なかったもん。
やらなくてもちゃんと仕事回ってたもん」


「じゃあその分の仕事誰がやってたんですか」


「トシだ!」



「だからそれがダメだっつってんでしょ!」



「澪…仕事はチームワークでィ。
ちゃんとお互いに助け合ってやるべきだぜ」


「沖田隊長は副長に書類
助けられまくってるでしょうが!!」

「助けてもらってんじゃねェ。
土方さんに仕事押し付けてるだけでィ」


「余計タチ悪いです!!」



…上からも下からも仕事が回ってくる
副長に集中しすぎてるなら
分割してやるしかない。


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