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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第14章 真選組厠編(原作沿い)









副長の煙草が5本目に入る。
スパスパ吸いすぎでしょ。勿体無いよ副長。
そんなにイライラしてんの!?




「………、あの、副長。俺…
お気に障るようなこと言いましたか?」


「…………………。」





一応聞くが、副長は答えない。
部屋がもくもくと煙で充満する。









「うわぁー、煙た過ぎでさァ。
土方さん死んでくだせェ。げほごほっ」








副長室の障子を開けて、わざとらしく
沖田隊長が咳き込む。




「…………あ"ぁ"?」

「お、珍しくご機嫌ですねィ。」






副長は瞳孔開きすぎた目で沖田隊長を睨む。
それに対して沖田隊長は真顔で返事をした。

流石沖田隊長。
副長の殺気にもびくともしない。




「何の用だ。今話し中だ…出てけ。」


「俺にはただの取り調べにしか
見えやせんがね。」


「……………………。」





どっこらせ、と沖田隊長は俺の隣に腰掛ける。

うう、沖田隊長。座る前に
俺を逃がしてくださいよ…。
俺はもうどうしていいかさっぱり分かりません
なんて言えば正解だったんだ。









「チャイナ娘の件は俺も気になってたんでィ
さっさと吐きな、澪子ちゃん。」


「そ、その名前は禁句です!!」


「なんでィ。なんなら写真もう一回見るか?」


「削除してください!」


「………………どういう事だ。」


「ああ、土方さん。聞いてくだせェコイツ…」


「やめてくださいやめてください!
もうなんでも話しますから!!
神楽がどうかしたんですかっ」


あの女装をネタに揺すられるなんて。
やっぱり沖田隊長はドSで、悪魔で、鬼だ。

俺が息を荒らげて沖田隊長を止めると
沖田隊長はふくれっ面をする。


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