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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第13章 竜宮城編(原作沿い)






「班長、作戦はどうしますか?」



「に…逃げよう、澪さん。」

「了解っす!!」


澪さんは銀さんを、
僕は桂さんを背負い、
とにかく走り出した。


行き先なんて分からない。
とにかく走って走って逃げ続けた。












なんとか屋敷の中に入ることが出来た。
ただ、常に後ろの追っ手は退いてはくれない。

「待てェエエエ!!」

「……はぁ、はぁ。」


後ろに人を背負ってるからか
足がだんだん重くなってきてしまった。

息も上がり、走るスピードも落ちていく。


「……………………班長、銀時頼んでもいい?」


「…………え?」


「俺がここを止めるから、先行って。」



桂さんの上に銀さんを乗せる。
さらに背中がずっしりと重くなった。



「銀時、小太郎。班長をよろしく。」


澪さんは僕ににこりと笑いかけると
敵陣に大声を出す。


「おーーい!乙姫を殺りに来た地球人は
ここですよー!!」

そう言って敵に対して手を振り、
僕の隣から離れて
廊下の大通りへと出ていく


「なんだとォ!!?」

「ケンカ売ってんのか!!」


次々と近くにいた亀達が集まってくる。
どんどんと集まって、澪さんの
姿は見えなくなり、あっという間に囲まれた。

敵は僕らに全く気付いていない。





「澪さん………………くそっ!」

僕は澪さんに背を向けて走り出した。
















(澪視点)


「あるーひ、うみのーなか、かめさんにー、
であったー、っと。」


目の前の亀を順番に倒していく。
敵から奪った三股の槍は
既に血にまみれていた。


挑発したからか、
敵が斬っても斬っても湧いてくる。
困ったものだ。




「これじゃあ合流は無理そうだな……って、
んん?」


突然地面が揺れて、大きな騒音が俺を包む。
竜宮城の窓の外を見ると、
空が広がっていた。



「………もしかしてこれ、竜宮城浮いてる?」

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