• テキストサイズ

【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第12章 喧嘩編












「………………ほざけ銀時。」


「あ?」


「犬小屋で仕事を始めてから澪が
少し変わったと思わぬか。
澪は少しずつ成長している。
俺達以外の人と触れて、信頼して、
仕事に打ち込んでいる。
攘夷志士の俺としては遺憾だが…
澪は昔とは違う。高杉の事もちゃんと
受け止めることが出来るはずだ。

…今の貴様は昔の澪に見惚られて
澪の姿が見えていないようだがな。」


「んだと…ヅラのくせに」


「ちゃんと現実を見ろ、銀時。
そうすれば…分かるはずだ。」




ヅラは怒りの感情を俺にぶつけたまま、
スタスタと歩きその場を去った。






ヅラに言われたせいで怒りが収まらず
拳を握る。













「………………。」


ポツポツと雨が降り出し、
俺の心を濡らしていく。





拳から血が流れ、
本格的に降り出した雨が傷口にしみた。






/ 494ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp