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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第10章 風邪編







(澪視点)



合コン事件の翌日。




「………ふわぁあ、あ、あ……」

ぼんやりと起き上がると
頭がガンガンしてぼーっとする。
体が火照って少し暑い。


「うぅ、う…みず………。」

ゆっくりと起き上がると体が重たくてだるい。


…とはいえ今日は仕事に行かなければいけない
昨日は合コンのせいで急な休みを
貰っているのだ。
あんまり連続で休むと周りに迷惑をかける。

フラフラと縁側を歩いていると、
若が反対側から歩いてきた。

「澪、おはよう。」

「…………わか、おはよーござ…ゲホッ。」

声は驚くほどガラガラ声だった。

「…大丈夫か?酷い声だぞ。」
若が心配そうに顔を覗き込む。

若の顔が霞んで見える。
ぼんやりとした輪郭しか見えない。

「んー…………。」

目を凝らして見ていると、
額にひんやりとした物が当たる。
それが若の手だということに気づくのには
少し時間がかかった。

「ーーーー、熱いな。
澪、熱あるんじゃないか?」

「……へ?」













「39.0℃…ですね。
どこで風邪貰ってきたのですか。」

東城が体温計をまじまじと見ながら言う。

「ねつなんかないってぇ………」

体は熱いし、ぼーっとするけど、
大丈夫だ。風邪なんか引くわけない。


「ばかは、かぜをひかないんだぞ!」


えっへんと威張るが、
若は首を振った。

「駄目だ。今日は寝ていろ、澪。」


「え、でも、しごと………」


「休みなさい。そんな体で行っても
迷惑にしかなりませんよ。」


「う、うぅ…そーだけど……」



2人に言い含められ、
布団に誘導される。
頭に貼ってもらった冷えピタが
冷たくて気持ちいい。

俺はそのまま目を閉じた…………。


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