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Dearest〜最愛の君へ〜
第12章 夜に咲く真実
及川が今まで、どちらにも踏み込めなかったこと。
何故、リオは死んだのか・・・
今、ミオは話そうとしてくれている。
以前は、あんなにリオの事を話すのは、嫌がったのに・・・・・・
「聞いてもいい?リオが、亡くなった日のこと・・・」
風で草木がそよぐ音だけの世界の中で、及川が静かに聞いた・・・
こくん、と頷くミオ。
「リオは・・・・・・」
膝を抱えていた手が、震えていた。
「私が、殺したんです」
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