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Dearest〜最愛の君へ〜
第5章 春の少女
「ドライブって・・・・・・」
ミオは怪訝そうに眉をひそめた。
「あなた、リオとドライブ行ったの?」
「う、うん・・・一ヶ月くらい、前だけど」
それを聞くと、ミオは有り得ない、とでも言うようにふるふると首を振った。
そして、長いまつ毛を伏せた。
「嘘。そんなこと、ある訳ない」
その長いまつ毛が、震える。
「何で・・・?」
「だってリオは・・・」
次に聞く言葉に、及川は息を飲んだ・・・・・・ーーー
「もう、亡くなってるんだから」
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