• テキストサイズ

Dearest〜最愛の君へ〜

第18章 最期の時間





カチッ・・・


時計は、ゼロを指す・・・・・・ーーー













グラりと、世界が揺れた。


「うわ!」

「きゃっ!」


地震と気づくまで、さほど時間は掛からなかった。
結構、揺れが大きい。

及川たちは立っていられず、しゃがみ込む。



そこへーーー・・・



ガシャンッ!!


「きゃあ!」

置かれていた楽器が派手な音を立てて床に落ちる。
及川はミオを守るように抱き込める。


(安全な所へ行かなくちゃ・・・っ!)


及川は、激しく揺れる視界の中、辺りを見回す。




その時・・・!




ギギギー!バキッ!!


古くなっていたのか、
激しい揺れに耐えられず、

及川たちのいる頭上に照明が、

落ちてくる。




(やばい・・・)


大きな大きな照明・・・




きっと、もしかしたら・・・

これで・・・



俺は、終わる、のか・・・・・・?


/ 166ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp