イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第37章 あんたが望むなら エピ <徳川家康>
――上杉・武田連合軍との戦に勝利した織田軍は、行きと同じく数日かけて、安土へと凱旋した。
謙信との戦いの末、互いの気持ちが通じ合った家康とだったが、移動中は普段通りだった。
恐ろしいくらいに。
安土城に着き、宴が終わるその時までは――……
「あっ……!……っ!」
安土城の広間にて宴が催された後、家康はを部屋へ送ると言い、無事に部屋まで辿り着いてから、それまで普段通りであった二人の――主に家康の空気が変わった。
その瞳に甘い熱を孕ませ、ひた隠しにしてきた情欲を曝け出したのだ。
室内に響き渡る、卑猥な水音。
唇を合わせ、甘い吐息を家康に貪られながら、柔らかな秘部を指で優しく愛撫され、は為す術もなく甘い痺れに支配されていく。
お互いの気持ちが通じ合った今、こういった行為に及ぶのは自然の流れだろう。
けれど、は羞恥心と、つい先程までいつも通りだった家康の急な変化に戸惑っていた。
口付けの合間、息も絶え絶えに「待って」と訴える。
だが、家康はすぐに「待たない」と答えて、少しも止めてくれない。