イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第21章 譲れない想い〈政宗END〉
達したばかりで鋭敏になっている躰に、それはまるで甘い拷問だった。
耐えられない快感に襲われて、は口から手を離し、政宗の頭を必死に掴む。
「やっ……やだぁ!も、止め……やぁああんっ」
「まだ全然足りない。……もっともっと乱れて、どうしようなくなったお前が欲しい」
「政宗……っ」
「ああ……その甘ったるい声で、もっと俺の名を呼べ。堪らなくクる…っ」
政宗に翻弄され続け、もう何度絶頂を迎えたか分からなくなり、ゾクゾクした快感に全身を支配され尽くした頃。
漸く政宗が自身の獰猛なまでに熱い欲望を、の蜜壺へ宛がった。
先っちょだけ挿れると、それだけでは痺れるような感覚に呑み込まれそうになる。
「まさ、むね……」
「……」
「……っ」
互いの名を呼ぶ声が、あまりに甘くて。
二人の胸の内は、どこまでも甘く、幸福で穏やかなものに包まれていく。
ゆっくりゆっくり、自身の欲望を奥まで挿れていきながら、政宗は静かに口火を切った。