第26章 青峰と黒子と少女の出会い
ザァァァッと降り続く雨
「この試合俺応援しに言ったんだけど、凄かったぜー?特に1年の青峰と上崎2年の井上って奴の一騎討ちが凄くってさー!両者譲らずって感じで熱かったわー!」
「へー!」
テツヤは少し暗い顔をして歩き出した
『テツヤ?』
黒子「大丈夫です……」
私はテツヤの頬っぺたを両手で挟んだ
『大丈夫じゃないのに、大丈夫って言うのは無理してる証拠だ』
黒子「……痛いです……」
『痛くしてるからな』
小さくと笑うとテツヤも小さく笑った
黒子「ありがとうございます、さん」
『は?何が?てかテツヤってもしかしてマゾ?』
黒子「違います、て言うかどこでそんな言葉覚えたんですか」
『あ?友達がさ…私の事を見てSだよねって言ったから意味調べたらサディストって意味で反対がマゾヒストだって書いてあった』
黒子「……(その人いっぺん絞めます!)」
私達は薄暗い廊下をふざけて歩いた