第6章 海常高校と練習試合
黒子「おはようございます……じゃ、行ってきます」
ふらりと立ち上がり、コートへと向かう黒子の前に、リコは慌てて回り込んだ
リコ「何言ってんのダメ!!ケガ人でしょ!?」
黒子「…?今行けって監督が……」
リコ「言ってない!!たらればがもれただけ!!」
黒子「……じゃ、出ます」
リコ「オイ!!」
『テツヤ…本当に出るの?』
は静かに問いかけた
黒子「大丈夫ですよ。…監督…さん…僕が出て戦況を変えられるならお願いします……それに、約束しました…火神君の影になると」
そう言ってまっすぐ前を見る黒子に、リコは黙って見るしかない
ふぅっと諦めたようにため息をつくと、顔を引き締めて言い渡す