第25章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
赤司「どうして電話も繋がらなかった?」
『ケータイぶっ壊れて…ついでにケー番とメアド変えたから…』
もうこの質問に答えるの飽きた…
赤司「僕がどれだけ…」
征十郎の顔は苦しそうに歪められていた
『それは”どっち”の征十郎が寂しがってるわけ?』
私の質問に赤司は驚く
赤司「…両方だ」
『やっぱお前は脆いな?征十郎』
私はポンポンと征十郎の背中を優しく叩く
赤司「僕にはお前だけだ」
『あー…はいはい。ありがとう』
依存ほど怖いものはないが、征十郎の場合は否定したら何を仕出かすか分からない