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バスケと男勝り少女

第20章 誠凛VS秀徳


日向「まぁ、隠すことでもねーんだけどな…。中学バスケ界で最強と言えば、帝光中学校の”キセキの世代”だった。言うまでもなく、圧倒的な力で全中3連覇を果たした5人の天才。だが一つ上にも居たんだ。”キセキの世代”と渡り合うことが出来た5人の逸材。時代が違えばそいつらが”キセキの世代”と呼ばれていたかも知れない。木吉を含めたその5人は無冠の5将と呼ばれている。さっきのアイツはその一人、悪童花宮 真だ」

─────

木吉「試合中見えてたよ。秀徳戦わざとと出てなかったな」

花宮「うん、悪い?」

『いや?良いか悪いかは知らない。けどまぁ好きじゃないとだけ言っておこうか』

私と鉄平は交互に言う

花宮「ハッ!相変わらず真面目過ぎてキモいな。今日頑張って、手の内全部曝そうもんなら、3戦全部ガチの試合になってダリィじゃねーか。目先の1勝なんてどうでもいいんだよ。残りの2つは勝手にお前らが負けるからな。」
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