第18章 ストリートバスケは波乱!
『そんなんじゃ私は落ちませんよ?』
囁かれた声に俺は全身の力が抜けた
『父には私から言っておきます。それでは』
呆然としている俺をほかって彼女は去って行った
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俺はなんとか彼女の許嫁になろうとしたが
《すみません…娘には辰也様の様な方にはお似合いではないようです》
どうやら彼女の父親は俺が本気になってるのが分かり、許嫁の件を破棄にした
そう彼女の父親は両方ともが嫌々結婚する姿が見たかったらしい
《アンタはいっつもそうだな!》
電話越しに聞こえてくる彼女の声
《どれだけ振り回せば気が済むんだよ!しかも赤の他人まで振り回すな!》
《娘がうるさいのでこれで》
電話が切られた