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バスケと男勝り少女

第17章 決勝リーグ準々決勝〜海常VS桐皇〜


『けど勝負は諦めなければどうなるか分からないし、二人とも諦めるつもりはないでしょ?……だからどっちが勝ってもおかしくないと思うけどね』

そういうと涼太は少し黙った

黄瀬「ふーん、せいぜい頑張るっスわ」

そんな涼太を見て私とテツヤは少しポカンとした

黄瀬「あれ?なんスか?」

黒子「いえ、てっきり絶対勝つっス…とか言うと思ってました」

テツヤ君が言うと涼太は苦笑した

黄瀬「なんスかそれ。……そりゃあ勿論そのつもりなんスけど、正直自分でもわかんないっス。中学の時は勝つ試合が当たり前だったけど、勝てるかどうかわからない今の方が気持ちいいんス」

涼太がそういうとサァーっと風が吹いた
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