第14章 決勝リーグ
リコ「みんな!鳴成と泉真館試合はまだ2つあるんだからね!落ち込んでる隙なんてないわよ!」
監督の怒号が響く中、誰も話さない
そして静かに控え室を出ていった
火神「なぁ、これが限界なのかもな。正直もっとやれると思ってた。けどこの様だ。圧倒的な力の前じゃ力を合わせるだけじゃ勝てねーんじゃねーのか?」
『……やれやれ…』
私はテツヤがどう出るかに賭けた
いつも教えてばかりじゃダメだと思うから……
『大我って不器用だよね〜』
火神「あぁ!?」
大我に小さく笑いかけた
残る2試合に大我は欠場
そしてテツヤ君の不調
今までチームを救ったパスは見る影もなかった
78対79で私達は鳴成に負けた
全力を尽くしても挑む者全てが勝者となれるわけではない
そして
98対78で私達は負けた
誠凛高校のインターハイへの挑戦は終わった──
けど全てが終わったわけではない