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バスケと男勝り少女

第14章 決勝リーグ


火神「よぉ、アップは済んだのかよ?」

青峰「だから最後まで抗えよ?出来ればな」

《これより第3Qを始めます》

ブザーが響き渡り試合開始

「開始早々青峰か」

多分早々どころか間違いなく後半はほとんど大輝で来るだろうね
キセキの世代エースにしてスーパースコアラー

あぁ、厄介だ

大輝はボールをバウンドさせ、素早く大我を抜いた

『さすがだね……フェイクをしたわけでもないのにあのキレ』

土田先輩と水戸部先輩がすぐにヘルプにつく

あれは……フェイダウェイ
いい感じに進化はしてる
あの早さで急停止して、後ろに跳ぶのも

けど運動において早さとは最高速だけじゃない
0からMAXへの加速力とMAXから0への減速力
アジリティー、すなわち敏捷性
大輝のそれはキセキの世代の中でもずば抜けてる
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