第13章 少女の過去
『あー…嫌な過去思い出したわ…』
ガシガシと頭を掻く
『あ、いた。大我ー』
火神「…」
『なーにやってんの?そんな所で』
私が聞くと大我は目を逸らした
火神「何でもねぇよ…」
『そう…じゃあ帰るよ』
火神「いや、今日はこのまま帰る」
大我はそのまま帰って行った
…まさか…
大輝とやったのか?
転がってるボールを見つめる
そのボールを拾い投げるとザンッといい音を立ててゴールに入った
『後…半年か…』
ふと上を見上げるととても綺麗な空
後半年で…辞めないといけない
悔いのないように精一杯やろう
私はニッと笑った