第12章 インターハイ予選〜秀徳戦〜

緑間「！…」

『泣いていいよ。ここには誰もいない』

そう言うと痛いくらい抱きしめられた
そして真太郎の体が静かに震える

『…頑張ったね』

緑間「っ…」

雨で冷え切った体を温めるように強くその体を抱きしめた

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『泣きやんだ？』

緑間「泣いてない！」

真太郎の強がりに苦笑する

『そ…』

私はゆっくりと真太郎の体を離す

緑間「……だ？」

『え？』

緑間「どうしてあの日から学校に来なくなった？」

私は真太郎の言葉に曖昧に微笑んだ