第35章 最終章
『はぁー…いきなり過ぎて靴きちんと履けてないし…』
ブツブツと言いながらもさんは伸びをした
『んー…で?どうした?テツヤ』
黒子「いえ…」
特に用はないです
と小さく呟こうとする口が動きませんでした
黒子「……」
『?まぁいいか…!ついでだし買い物行こうか』
ニカッといつもの様に笑うさん
黒子「え、でも…」
『大丈夫、大丈夫!奢るし!』
黒子「いえ!僕が…!」
奢ります!と言いそうになると手を握られました
『いいから、いいから!』
黒子「っ…はい…」
やっぱりさんには敵いません