第33章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
虹村「父が…去年の春から入院しています。今はまだ落ち着いていますが、全中の頃にはどうなってるか分からないそうです。けどもし何かあったら…試合中ならばそれを放り出して病院へ向かいます。そうでなくても悪化の知らせを受ければ冷静にバスケなんて出来ないでしょう。バスケは好きだし、父の事を認めるのも怖かった。だから今まで言いそびれてきました。本当にすみません」
その言葉にコーチは溜め息を吐いた
「分かった。監督にも伝えておこう」
それを聞くと虹村はドアを開けた
虹村「おう、赤司か」
赤司「どうも…」
赤司の顔を見ると、虹村は溜め息をついた