第33章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
『すみません!間違えました!』
道理でハードな訳だと思った
「間違えってお前…まさか女…か?」
『………はい』
女が一軍に上がったことにざわつきが広がる
それは同じく一軍に上がった4人もだった
「女が間違えて一軍!?」
「どういう事だよ!」
だが、それでもの実力は認められるものだった
「男なら欲しい人材だったな」
『すみません…女子バスケ部に入部するつもりだったんですけど…』
汗に濡れた髪を耳に掛ける仕草はどこか色っぽく感じられた
の方向音痴っぷりはこの頃から酷かった