第32章 誠凛高校VS海常高校
ダムダムダムとボールの弾む音が体育館に響く
黄瀬「(初めて会った時から薄々感じていた…戦ってみてその予感はくっきりと形となし、今完全に確信へと変わった…火神(コイツ)は俺達…"キセキの世代"と同種だ…言わば俺達とは全く違う道を辿った…"キセキの世代"…だからこそ強く思う…これは本能だ…コイツにだけは絶対負けたくない…!)」
笠松「切り替えろ…オフェンスだ…取り返すぞ」
黄瀬は笠松の言葉に小さく笑みを浮かべた
黄瀬「分かってるっすよ!(そうだ、取り返す…ゼッテー負けねぇ!)」
その目は闘志を出していた
ボールは海常の笠松で、伊月が向かい合うがその視線は黄瀬を見ていた
黄瀬は火神が付いていたが、小堀がスクリーンに入り火神を止める
笠松は喜瀬にパスを出し、黄瀬はシュートを決めようとするが火神に止められる
木吉「ナイス!火神!速攻!」
観戦していた紫原が口を開く
紫原「今のは黄瀬ちん、いつもより全然低くない?」