第30章 灰崎登場
「逆転!」
「海常逆転だー!」
盛り上がる会場の中、灰崎は中学の頃を思い出していた
灰崎「あ?赤司テメェ今何つった?」
灰崎は赤司のネクタイを引っ張り引き寄せる
赤司「バスケ部を辞めろ…これは命令だ」
赤司の静かな声が体育館に響く
灰崎「んだと!」
赤司「むしろこれはお前を気遣っての事だ…素行は決して褒められたものではないが、今まで帝光の勝利に貢献してきた…だがお前は黄瀬には勝てない…近い将来スタメンの座を奪われるだろう…そうなればプライドの高いお前は結局居なくなる」
灰崎「この俺が奪われるだと…?」
赤司「早いか遅いかだ、どちらにせよ結果は変わらない」
灰崎「テンメェー…」