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イケメン戦国 抗えない熱◆R18

第5章 その伍〈秀吉ルート/艶有〉




俺は、どこかで期待していたのかもしれない。
の想い人は、自分なんじゃないかって……

けど、に触れる信長様の事を考えると、やっぱり自信はなかった。

今、ここで……

に言われるまで。



「私が、好きなのは……秀吉さんだよ」


潤んだ瞳と、ほんのり赤く染まった頬。そうして、に好きと告げられて、秀吉の中で何かが弾けた。

両手で包み込むように、そっとの滑らかな頬に触れ、愛しさが募っていく。


「……本当に、俺なんかでいいのか?」

「俺なんか、なんて言わないで。……私は、秀吉さんがいいの」

「慰めるなんて口実で、お前を抱いた最低野郎だぞ」

「最低なんかじゃないよ。……私は、秀吉さんに……」

「?」


をじっと見つめて、言葉の続きを待つ。
は瞳を逸らしながら、更に顔を赤くして、ポツリと小さな声で呟いた。


「私、どんな理由だったとしても、秀吉さんに触れてもらえて……嬉しかった、の……」

「……っ!」


の言葉が、秀吉の躰にゾクリと甘く響いた。

そのまま誘われるように、ちゅっと触れるだけの口付けをする。

秀吉はの着物に触れて、襟元を開いていく。


「首、見せてくれ。さっき信長様がつけた、証―――」

「……やっ……見ちゃ、やだ……」

「分かってる。……すぐに、消してやる。上から、俺の証を刻んでやるから……」

「……っ!……ぁ……」


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