第2章 その弐〈豊臣秀吉/艶有〉
秀吉の手が、の夜着を避けて股の間に滑り込み、優しく秘部に触れた。
まだ何もしていないのに、ソコは驚く程にぐっしょりと濡れそぼっていて、秀吉は無意識に眉根を寄せてしまう。
「……信長様も、お戯れが過ぎるな」
「え?」
「お前の可愛い"ここ"をこんなにしたのは……信長様だろ?」
「……ぁっ!」
「困ったもんだ。ごめんな、……俺がいっぱい慰めてやる。全部、綺麗にしてやるから…」
「あ…んっ!…やぁっ…」
あっという間に夜着を肌蹴させられて、秘部を優しくなぞられる。
そして、もう片方の手が下から上へと、の躰を撫でていった。
秀吉が、本当に触れるか触れないかの微妙な手付きで弄るから、の躰は余計に敏感になってしまう。
「秀吉、さん…っ」
「お前の躰、何度もビクビクして可愛いな。そんなに感じるのか?」
「あっ……んん!」
「蜜もどんどん溢れてくる。……欲しくなったら、いつでも言えよ?」
「ひぁっ!……あぁっ!」
喘ぐを愛しく想う一方で、秀吉の中に黒々とした気持ちが渦巻いていた。