第5章 理性
自分の生徒に素肌を晒されて、触られて、もうさっきまでのダメって感情は何処かへ置いてきてしまったのか、抵抗する気もなくなってしまったけど、下着を外されると恥ずかしさが勝って隠そうとするも、簡単に押さえ込まれてしまう。
「百瀬ちゃんって乳首ピンクなんだ~俺も俺もっ」
そう言ってネクタイを緩め始めたので自分の体を隠したが、脱ぎながら不意に見せる表情はなんだか色っぽくて、ぷちぷちとボタンを外し露になった芥川くんの体は、中学生ながらに筋肉も付き始めていてドキッとしてしまう。
「ほらね♪」
そう笑って見せる頃にはまた元の笑顔に戻っていたけれど、私が手で隠しているのを見ると唇を尖らせながらキスを落とす。
何度も重ねていると恋人繋ぎで手をぎゅっと握ってくれた。
「ねぇ、まだ触ってないのに乳首勃ってない?」
「なっ・・・!そういうこと、言わないでっ・・・!」
手を握ったまま芥川くんは舌先で胸を舐めるけど、触れて欲しいその先端には触れてくれなくてもどかしい。代わりに肌に触れるふわふわの髪がくすぐったくて、気持ちよくて恥ずかしいのに感じてしまう。
「アッ・・・やぁ、おねが、い・・・っ・・・そこじゃない・・・のっ」