第37章 クロウ種付けへ
クロウさんは暫く、
私の膝の上に頭を乗せた状態で赤月を無言で眺めた後に…
少し元気がない声でポツリポツリ話し出した。
クロウ
「前に話しをした"種付け"のはなし…覚えているかい?」
(種付け…あぁ〜(*´ω`*)!覚えてる!覚えてる!)
「はい、覚えてますよ。」
クロウ
「…今日…連絡が陽炎を通してきてね、
早く種付けしに帰って来いってさ…
だから明日には日本を発たないと行けなくなったんだ。
…急…だと思わない?」
「え!?明日、日本を発つ!??
随分急ですね(;´д`)
あっ…でも!クロウさん1人ならテレポートで楽々行けちゃうから急でも大丈夫ですよね?」
クロウ
「残念ながら、距離があるから流石に無理なんだよ。
テレポートで行けたら楽なんだろうけどさ。」
「という事は……飛行機で?」
クロウ
「そう…」