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GLORIA.
第34章 すれ違い
師詠
「さて。
此処は寒いから、近くの宿に入ろう💚」
「………」
人間界へ帰ると決めたのに…私の決意は何処へ行ったのか……
師詠さんに手を引かれるまま着いていく。
(どうでもよくなってきた……
なんだろぅ…このまま師詠さんの側に居た方が良い気がしてきた…
そうしなきゃいけない…気もしてきた……
なんか………よく分からなくなって……)
思考停止…
この言葉が今の私にはピッタリだ。
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