第2章 名刺
路地裏から出るとなんの変哲もない商店街を
ある意味目立つクロウさんと歩き出す。
〈キャアーーッ!あの人、カッコ良い!!!!
( ( -_- ) )
「おかしいな…誘惑の赤眼…ちゃんとブラックに替えてきたし…眼鏡までかけてきたのに…
俺って…そんなにイケメン?( ̄▽ ̄;)?」
(なに!?この人!!?( ;´Д`)
あっ…人じゃないけど……
なんだろ…なんかイライラする…)
〈隣歩いてるブサイク…なんなの?彼氏がカッコ良いからって、自分も綺麗とか勘違いしてんじゃない?(笑)
〈ねぇ〜、勘違いすんなっての!
「 (´⊙ω⊙`)ふぇ!? 」
「気にしちゃ駄目だよ?
…人より劣っているからって気落ちする必要はないから。
人はさ…皮一枚剥げば皆一緒…ただの肉片なんだから…」
「(´;Д;`)おぅ…それって…不細工って遠回しに……」
「アンタ!ほらあそこ、あそこ見てみ?あそこなら静かにデート出来そうだよ?」
(もうっ…直ぐに話し変えるんだから……)
クロウさんが指差す先を嫌々見る。