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GLORIA.

第19章 シガラミ





黒さんが埋め直しが終わるのを待ちながら


鎌で怪我をした指の手当てをしたり、


妖界のお茶の支度をする。










(…あの感じからすると…随分な訳ありみたいね…)










こんな私がそれを聞いて良いのか正直なところ悩む…










「おっ、お茶淹れてくれてるのか?」






「はい…美味しく淹れられるかは保証できませんけど…」







「いいのいいの、

お茶は味じゃないさ、気持ちだよ!気持ち。

ブサイクでバカな女に淹れてもらったお茶でも、

やっぱり嬉しよ。ありがとな。」









「o(`ω´ )oもぅ!」









"ドガッ"と私の横に座る黒さん。


黒さんは名前の通り…ミディアムショートヘアーも真っ黒…

瞳も真っ黒…心も真っ黒だ。













「そう怒るなよ、な?バカ?」







「なっ……(๑•ૅㅁ•๑)

もういいです!聞きたくないです!!

わたし、ちょっと…あの…あの……あっち行ってきます!」







バカとか勘弁して欲しい…

もう何処でも良いから逃げたい










「ちょっ!!どこ行くんだよ!!!」










「(´⊙口⊙`)ワォ!」









屋形船の上から川に落ちてしまいそうな時に助けてくれた時のように、


私を抱き寄せ何処にも行かせない様にする黒さん。







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