第1章 自殺
私は非常に押しに弱いので…
コートを身にまとった。
「 あったかぃ……(#´⊙口⊙`#)」
「でしょ?
それじゃあ……アンタはもう大丈夫そうだから俺は失礼するよ。
ばいばい〜」
そんな私の姿を見て安心したようで、
男の子は立ち上がり右手を軽く振りながら暗闇へと消えて行こうとする。
「まっ!待ってください!!」
「?」
「あの……名前……
あなたの名前は……」
「名前?そっか自己紹介まだだったね。
うん、良いよ。アンタになら教えても。」
「私の名前は……です…」
「俺は…クロウ」
「クロウくん…」
「くん?…あはは、嬉しいな(*´ω`*)」
「?」
男の子は暗闇から出てきた。
「くん…なんて呼ばれたのは…何百年振り…」
「へ?……何百年振り!?」
「俺はね、
まぁ、見た目はアンタと同い年くらいに見えるけど
全然違ってアンタよりもずっと歳上なんだ。」
「…?」
「実はさ齢…444歳のヴァンパイアなんだ〜
すごいでしょ?ゾロ目だよ、ゾロ目〜ふふっ(*´ω`*)」
「 (´⊙ω⊙`) 」
私は夢を見ているのだろうか…
「あれれ?あんまり驚かない感じ?
…なんか残念だなぁ〜」
「おっ…驚いてますよ……でも……その………
信じられなくて……」
「なるほど…」
「 (´⊙口⊙`;) 」
男の子はおもむろに私に近づき…
「え!?」
私の首筋にかかっていた髪を退ける…