第18章 庭の柿の木の下の秘密
朝ご飯はお預けになってしまったけど…
10時過ぎ…
黒
「お前、お腹空いてるだろ?」
庭で洗濯を頼まれてしていた私の元に黒さんが、
暗くてよく分からないけど…(外は昼間でも暗い)
白いお饅頭をくれた。
(優しい(*´ω`*)嬉しいなぁ〜)
急いで手を洗うと、
私はお饅頭を受け取る。
「ありがとうございます(*´ω`*)」
黒
「気にすんなよ、それ、2年前に婆ちゃんの葬式で出された饅頭だから。
まぁ、見てくれはなんともなってないし大丈夫だろ?」
(だいじょばないょ!!( ;´Д`)酷いっ!)
きっと山猿さんの頭の時みたいに、
自分が食べられないものをわざと渡してきたに違いない。
「…ごめんなさい。
わたし、それ、食べれません……
人間のお腹はデリケートで、時間が経ち過ぎた物は食べられないんです。
よかったら黒さんが召し上がってください。」
(…これで良いんだよ!まったく(๑•ૅㅁ•๑))
私はお饅頭を黒さんに返した。