第17章 私の身体が求めるもの
球体…それは……
皮が剥がされただけの…山猿さんの顔だった。
生々しい目の玉が私に何かを訴えてくる。
黒
「うっせーよ!!!お前、マジでうっせーんだよ!!!!」
「意地悪したからじゃないですか!!」
黒
「意地悪って…なんだよ!!」
「これ…山猿さんの頭じゃないですか!!
…ぅうッ……酷い……(´;Д;`)」
私は山猿さんの頭を黒さんに押し渡すと、
その場にしゃがみ泣き始める。
黒
「……だから人間ってのは嫌なんだ……」
「(´;Д;`)?」
冷淡な声で淡々と話し始める黒さん