第17章 私の身体が求めるもの
お勝手にくると、
古びた冷蔵庫を指差す黒さん。
「…開けても良いですか?」
黒
「おぅ。開けな。」
私は冷蔵庫を躊躇する事なく開けると…
「?」
ぶつ切りにされた肉の塊が目に入る
(肉……そっか狼男なんだもんね、お肉いっぱい食べるよね…
でもなんだろう…違和感が……)
黒
「それ、山猿の肉。
この前、人間界の山にピクニックしにいった時に狩りしてみたんだ。
血抜きしてあるから臭みもないから食えるだろ?」
「(´⊙ω⊙`;)山猿……」
黒
「ほれ、取ってやるから。」
"ボトッ…"
ぶつ切りの中から球体の物を選んで私に渡してきた。
手の上に感じる妙な重さ…
(…どの部位( ;´Д`)ヽ?)
少しクルッと回してみると……