第15章 俯く横顔を見つめる
ひょっとこ
「ジャーラジャラ〜、ほい、ジャーラジャラ〜♪」
いよいよひょっとこさんは、
私の顔のすぐ目の前にグイッと差し出してきた。
「 (´⊙口⊙`) 」
(ヒィ……怖っ……)
「もうっ!!どうにでもなれぇ!!えいっ!!!」
ひょっとこさん…というより筒の威圧感に負け…
私は棒を引いた。
周りに見えないように棒の先を確認する。
(ん…?
棒の先には色も塗ってなければ、何も書かれていない)
「…」
彼
「…お前…マジで引いたな……
もう引き返せないぞ……」
「引き返せない…?」
ひょっとこ
「引いたね!引いちゃったね〜♪」
ひょっとこさんは怖い笑顔を浮かべて狂い出す
彼
「…ヤバイな…ちょいクロウさん呼んで来るから…
お前、それまで生きてろよ!!」
彼はそう言うと、
屋形船から川へダイブした。
「(´⊙ω⊙`)え?…ええ"!?狼男さん!!?ヤバイってどういう…」
声をかけたが彼はもう水中に消え失せていた。
ひょっとこ
「さぁ!!!
王様ゲームの始まりだ〜♪
紫色の棒を引いたアナタが王様だぁ〜♪
王様は誰〜だ♪王様は誰だ〜♪」