第13章 屋形船〜お見合い〜
白梅衣
「……やはり、
人間界から妖界にあがってくるのは大変だったみたいだね。
手……大丈夫かい?」
「手……?(・Д・)は…はぃ…」
山の斜面を登る時、
私の体重を支える為に必死だった手は所々負傷してしまっていて、
包帯でぐるぐる巻き状態だ。
そんな手を白梅衣さんが手に取り…
白梅衣
「早く治りますように……」
両手で包み込んでくれた。
白梅衣さんの手の体温で、まだ生傷の傷が疼くけど……
優しさは伝わってきて嬉しい。
「 (*´ω`*)…ありがとうございます……」
白梅衣
「…もしさん君が俺を選んでくれたら……
こうして君の手を毎日包み込んであげられるのに………」
「(#´⊙△⊙`#)オーマイガー………」