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GLORIA.

第9章 赤鳥居の番人






「………ッ……」




木の根に背中を打ち付けて直ぐに動けず…


やっと動けるようになったのは自分の感覚で2時間くらいは経ったと思う…






(こんな所にいつまでもいたらいけないよね……

体力があるうちに頂上へ…)







頂上へ行けば助かるという…不思議な確信……

いや確信というか……








鳥居の中に引きずり込まれた瞬間に

腕を掴んできた何者かが私に囁いてきた気がしなくもない。








また少しずつ斜面を登る







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