第9章 赤鳥居の番人
陽炎さんもクロウさんも、
私に着いては来ない。
私は不安な気持ちをぬぐえないまま…
1人、鳥居の前に立った。
(なんか……逢う魔が時の鳥居って……不気味だな………)
そんな事をぼっ〜と考えながら、
鳥居を眺めていたら…
右の鳥居の柱の裏から白い指が出てきたのに気がつく。
「 ( ;´Д`)ヒィ!!」
怖くて私はその指から目が離せ図に固まっていると…
今度は黒い頭がゆっくりと柱の裏から現れた。
「 ((((;゚Д゚)))))))」
そして…
その柱から少しずつ出た指…いやもう腕全体がにょきにょき伸び
私の手首を掴み…
「ヒィぃいいいいいい!!!」
赤鳥居の向こうへ引きずり込んだ。