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GLORIA.

第8章 本題





陽炎さんは狼の姿になり、


そのたくましい背に私を乗せ鳥居へと向かい駆け出した。










「うわ〜、早い(*´ω`*)」











陽炎
「そうか?そりゃ、良かったな。

…ぼ〜っとして振り落とされんなよ。」










「はい!」










駆ける度に、


ワンピースから露出した手足…そして少し長い髪がなびき…


とても気持ちが良い…









家族を失って…全てを失ったと気落ちしていた気持ちが……


まるで溶けていくような不思議な感覚を覚え、


あんなに不安だった将来…未来が楽しみで仕方がなくなってきた。








(…がんばろう……)









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