第7章 道連
陽炎
「…このままだと山につけねぇよ?
お前が変わらないとな。」
「え……?私が変わらないと??
どういう事…ですか??」
陽炎
「お前、馬鹿だからなんもしらねぇーんだな。」
「馬鹿…かも知れないですけど、
人間だから妖界の事なんて知らなくて当たり前かと……」
陽炎
「クソ生意気なこと言うなや!食っちまうぞ!?」
「…その小さな口で食べれるんですか?(´・ω・`)」
陽炎さんは人面だから口は犬ではない。
普通の中年オヤジの小さなお口だ。
陽炎
「なっ……なめんなよ!!クソ女ッ!」
「 !!? 」
そう言うと陽炎さんは私の胸の中から飛び出し、
陽炎
「見ろッ!俺の真の姿をッツツ!!!」
「 (´⊙ω⊙`) 」
短い四つ脚をピーンッと伸ばし、
これでもかと背伸びをし、
普段より身長を高く見せ何やらイキんでいる。
「プッ……(゚∀゚)」
(もしかして背伸びして僕は凄いアピールするつもり!?
…お……面白い(*´ω`*))
陽炎
「フンッ!フンッ!!フンッッツツッツツ!!!」
「 (´⊙口⊙`)!!」
いろいろと馬鹿にしていたら突然、
陽炎さんの身体が大きくなり……
先日庭でお座りしていた黒い狼に変身した。
「うそっ…………(´⊙ω⊙`)」