第7章 道連
「陽炎さん…山まで随分遠いですね…」
おかしい…
山まで一本道の農道をずっと歩いているけど山にまったく近づいていない気がする。
陽炎
「うっせーな!!黙ってあるけや!!クソ女ッ!!」
「 (´⊙ω⊙`) 」
どうやら優しい陽炎くんはクロウさんの前と、
小梅ちゃんの前だけらしい…
(それにしても…
パンプスじゃあ…この道は辛いなぁ………
って言うか、何にも考えないで妖界に行く事にしちゃったけど、
高校大丈夫かな……わたし……これで良かったのかな………)
陽炎
「………」
農道の両脇は、
収穫前の稲が黄金色に輝いている。
(のどかね……)