第35章 新しい関係への第一歩・・・・・・
瑠李side
窓から太陽の光が眩しいくらいに降り注ぎ
神秘的な一筋の光が今日の主役の2人を照らしていた
そう今日はお姉ちゃんと雅人さんの結婚式です。
私は新婦側の親族席にいるのだけど・・・・・
その横には雅人さんのお祖父さんとお祖母さんがいるw
そして新郎側の両親席には
雅人さんのお父さんとお母さんがいるのだ
事前に聞いた話だと
お姉ちゃんと一緒にバージンロードを
誰が歩くかで揉めたらしいw
雅人さんのご両親の結婚式の時には
雅人さんのお母さん側のお父さんが歩いたそうで
男性家系の九条家ではバージンロードを
歩く経験がないそうだw
今回のバトルのメインは雅人さんのお父さんとお祖父さん
「花嫁の父をやりたい。」と、揉めるに揉めたらしいが
お姉ちゃんの一言で納まったらしい。
その内容は私は知らないのであえて聞いていないw
「優季ちゃんのドレス姿本当に綺麗ね~。」
横でそう呟いたお祖母さんの声に私も
お姉ちゃんに目線を向けた
「今日は特別に綺麗だな。凄く素敵で羨ましい。」
「うふふ。瑠李ちゃんもきっと素敵な花嫁さんになれるわよw結婚することが決まったら私がお手伝いするわね。」
そう言われて私は照れながら答えた
「いえいえw私は結婚する予定ないですよw相手もいないですしw」
「そんなのまだまだこれからよきっとw楽しみにしてるわねw」
結婚かぁ・・・・・・
私も誰かとするのかな・・・・
もしするなら・・・・・
そう思いながら新郎側の友人席にいる
ハルさんに目線を向けた
ふっとこちらを見てくれて目が合った瞬間
ハルさんが笑ってくれた事にドキドキして
前に向きなおし、式に集中したのだった
式が終わりみんなで披露宴会場に向かっている時
私のそばには早川さんがいてくれた
「ご気分は大丈夫ですか?」
「あ、はい。大丈夫です。」
「そういえば、環が瑠李様に会いたがっていましたよw」
「そうなんですか?あれから会ってないですもんね。」
「そうですね。実は私事ですが、環がおめでたでして、安定期に入ったので里帰り中なんですよ。」
「おめでとうございます♪早川さんパパですねw」
そんな会話をしながら会場に向かっている時だった