第3章 恋愛ごっこ【R18】
「ほんと、無責任過ぎます」
頬を伝う滴を指で拭いながら、続ける。
「身体の相性いいとかいって、タチの悪い逆ナンかとか思ったり、恋愛ごっことか急に言われても意味わかんないし、最近じゃほかの人とか1人でシても全然イケなくなったし、元の僕を返して下さい」
「え? イケないって……さっき3回も出したのに?」
「だから!! 僕はミカさんとじゃなきゃイケなくなったんです!!
こんなに元気になるのも、何回もイケるのも、全部ミカさんとじゃなきゃダメなんです」
ミカさんは、目を白黒させながら驚いた様子でこちらを見ている。
なんだか恥ずかしくなった僕の方から、視線を逸らした。