第3章 恋愛ごっこ【R18】
お互い息が整うまで、その場に崩れ落ちていた。
「私たち、相性いいよね? カラダの……」
「そう……ですね」
まだ2回しかシて無いのに、相性が良いとかホントはよく分からない。
乱れた服を直しながら、ミカさんは冗談ぽく言った。
「付き合っちゃおうか?」
「え?」
「私、ちゃんと付き合ったことないんだ」
こんなんだし、と笑いながら続けるミカさん。
「恋愛ごっこ、してみない?」
ミカさんの言っている意味が分からなかった。
「別に、今まで通りの関係でいいじゃないですか?」
ミカさんは僕に背を向けたまま言った。
「月島くんが嫌じゃなきゃ、私が卒業するまで彼氏のフリ、してくれない?」
「わかりました……」