第7章 元カノ【R18】
「ゲホッ、ゲホゲホっ……」
「わりっ……気持ち良過ぎた……」
繋心のソレが口から出た途端、今まで吸えなかった空気が一気に流れ込んでむせてしまう。
繋心て、こんな嗜好だったっけ?と、思い返してみても思い出されるのはすべてあの人との事だけだった。
「繋心は、私以外ともたくさんしたんでしょ?」
「あぁ……まぁな……」
「なんで、そのまま付き合ってなかったの?」
「……なんつーか……アレだよ……」
「ぇ?」
最後の言葉が余りにも小さくてよく聞こえず、聞き直してしまった。
「だから! ミカが忘れられなかったんだよ!」
「………………えぇ!!!??!?!??」
まさかの返答に、私は驚かされてしまった。